選手紹介

アレクシス・マク・アリスターは何歳?所属・利き足・最新スタッツ【2026】

アレクシス・マク・アリスター(リヴァプール)の年齢・背番号・プレースタイルを解説。2025-26シーズンは37試合出場、パス精度86%でリヴァプールの中盤を支えた司令塔の正体とは?

更新: 約9分で読めます

プレミアリーグ2025-26シーズン、リヴァプール(レッズ)の中盤で最もボールに触れた選手は誰か。答えはシンプルだ――1試合平均71.9分、1,841回のタッチ数を記録したアレクシス・マク・アリスター(Alexis Mac Allister)である。

この記事のポイント

  • 2025-26は37試合出場・パス精度86%でリズムを制御
  • 背番号10を背負うアルゼンチン代表の右利きMF(27歳)
  • 移籍金5,500万ポンドの価値を示す「テンポ・セッター」の役割

プロフィール

項目内容
所属クラブリヴァプール
ポジションMF
背番号10
国籍アルゼンチン
生年月日1998年12月24日
年齢27歳
身長175cm
利き足右足
リヴァプール加入日2023年6月8日
移籍金5,500万ポンド
アンフィールド
所属クラブリヴァプールの本拠地・アンフィールド/ Photo: Wikimedia Commons

キャリア経歴

アルゼンチンの首都から南西に約600km、パンパの町サンタ・ロサで生まれたマク・アリスターは、故郷クラブのアルヘンティノス・フニオルスでキャリアをスタートさせた。2016年から3シーズンでリーグ戦41試合10ゴールを記録し、2019年1月にブライトンへ。

ブライトンでの4年間はプレミアリーグにおける適応と成長の時期だった。リーグ戦70試合(途中出場含む)に出場し16ゴールを積み上げた後、2020年にはボカ・ジュニアーズへのローン移籍も経験。南米でのひと冬を経てさらに逞しくなって戻ってきた。

転機は2023年のカタール・ワールドカップで訪れる。アルゼンチン代表の一員として世界の頂点を経験した後、同年6月に5,500万ポンドの移籍金でリヴァプールに加入。プレミアリーグでの実力を示してきた選手が、真の名門クラブへと進んだ瞬間だった。

プレースタイルの特徴

マク・アリスターを一言で表すなら「テンポ・セッター」だ。ボールを受ける前から周囲を確認し、プレッシャーが来る前に次の動きを判断している。その結果として生まれるのが、86%というリーグ上位クラスのパス精度である。

プレースタイルの核心は3点に整理できる。

  • 前進の起点:守備ラインからボールを引き出し、攻撃フェーズへ移行する「つなぎ目」の役割を担う。キーパス数31本はリーグのMF中28位に相当する
  • 守備の規律:ポジションを崩さずにプレスをかける知性を持ち、トランジション(攻守の切り替え)の局面でも慌てない
  • 安定の担保:リヴァプールが相手に押し込まれる局面でこそ真価を発揮する。派手なプレーはないが、チームが自分たちのリズムを取り戻すための「錨(いかり)」として機能する

アルネ・スロット体制のリヴァプール戦術を深く理解するうえで、マク・アリスターのポジショニングを見ることは外せない視点だ。

今季の活躍(2025-26)

2025-26シーズンのプレミアリーグでは37試合に出場(先発31試合)し、2ゴール・4アシスト・累計2,659分のプレー時間を記録した。ゴール数だけを見ると地味に映るかもしれないが、数字の背景には質の高い貢献がある。

注目すべきはボールタッチ数1,841回だ。これは1試合あたり約50回に相当し、リヴァプールの中盤で最も多くボールに関与していたことを示す。パスのキーとなる数値を見ると:

  • パス精度:86%(リーグMF中24位)
  • キーパス:31本(リーグMF中28位)
  • アシスト:4本(リーグMF中31位)

チャンピオンズリーグでも12試合に出場し、3ゴール・1アシストを記録。クラブの欧州戦線でも中心的な役割を果たした。

シーズン終盤の5月3日、マンチェスター・ユナイテッドとのアウェー戦ではレーティング7.5を記録。79回のボールタッチでゲームをコントロールし、最終スコア2-3での敗戦の中でもチームで最も高い評価を残した。こうした「敗戦の中の貢献」こそが、マク・アリスターの真価を示している。

「ポジションを変えられる選手」が、なぜ重宝されるのか

同じ中盤でも、守備的な位置と攻撃的な位置では求められる能力がまるで違う。両方をこなせる選手は多くない。それでも、こうした選手がトップクラブで重宝されるのには理由がある。

第一に、選手構成の自由度が上がる。年間50試合以上を戦うクラブでは、負傷と累積警告で毎週のように顔ぶれが変わる。1人で2つのポジションを埋められる選手がいれば、監督は補強を1枚節約できる。

第二に、試合中に形を変えられる。ビハインドの終盤に前がかりになりたいとき、交代枠を使わずに配置を変えられれば、それだけカードを温存できる。逆にリードを守りたい場面では、中盤の重心を下げるだけで陣形を締められる。

第三に、戦術理解の証明になる。複数のポジションをこなせるということは、それぞれの役割で何が求められるかを理解しているということだ。この理解は、自分のポジションを担うときの精度にも跳ね返る。

一方で、この万能性には代償もある。「どこでもできる」選手は「どこかの専門家」より評価されにくい。序列を決める場面で、専門職の選手に定位置を譲ることも起こりうる。

中盤の選手が得点に絡めることの意味

近年、上位クラブでは中盤からの得点が重視されるようになった。理由は守備側の対応にある。

強豪クラブと対戦するチームは、たいてい自陣に人数をかけて守る。ペナルティエリア内は密集し、フォワードは常に複数の相手に囲まれる。この状況で前線の選手だけに得点を頼れば、行き詰まるのは目に見えている。

そこで効いてくるのが、後方から入ってくる選手だ。守備側の意識が前線に集中している瞬間に、中盤の選手がボックスへ侵入する。マークの受け渡しが遅れれば、そこがフリーになる。誰がマークするか曖昧な選手を作り出せるかどうかが、密集した守備を崩す鍵になる。

この動きに必要なのは、走力だけではない。入っていくタイミングの判断が最も重要だ。早すぎればオフサイドになり、遅すぎればスペースは埋まっている。得点に絡める中盤の選手が貴重なのは、この一瞬の判断を繰り返し正確に出せるからだ。

よくある質問

アレクシス・マク・アリスターは何歳?

27歳(1998年12月24日生まれ)。アルゼンチン・サンタ・ロサ出身で、毎年クリスマス・イブに誕生日を迎える。

アレクシス・マク・アリスターの所属クラブはどこ?

リヴァプールに所属している。2023年6月8日に移籍金5,500万ポンドで加入し、背番号10を背負っている。それ以前はブライトンでプレーしており、ローン移籍でボカ・ジュニアーズを経験したこともある。

アレクシス・マク・アリスターの利き足・ポジションは?

右利きのミッドフィールダー(MF)。プレーメーカーとして中盤でゲームのリズムを作る役割を担い、パス精度の高さとポジショニングのインテリジェンスが特長だ。

複数ポジションをこなせる選手の利点は?

クラブにとっては補強を1枚節約でき、試合中も交代枠を使わずに形を変えられる点が大きい。一方で「どこでもできる」選手は「どこかの専門家」より評価されにくいという側面もある。

なぜ中盤の選手の得点が重視される?

強豪と対戦するチームは自陣に人数をかけて守るため、前線だけでは崩しきれないからだ。守備の意識が前線に集中した瞬間に後方から侵入する選手は、マークの受け渡しが曖昧になりやすく、密集を崩す糸口になる。

まとめ

ゴール数2、アシスト4という数字だけを見て「地味な選手」と判断するのは早計だ。1,841回のタッチ数、86%のパス精度、そしてリヴァプールの中盤に安定をもたらす判断力――マク・アリスターの価値は「目立たない部分」にこそある。

5,500万ポンドで獲得された理由は、ピッチ上でゲームを支配するための「脳」が必要だったからだ。リヴァプールというクラブの現在地を理解すれば、なぜ10番がこの選手に与えられたのかがわかるはずだ。リヴァプールの試合を見るときは、ボールを持っていないマク・アリスターの動きに注目してほしい。彼がどこに立っているかで、リヴァプールの攻撃が始まるかどうかが変わる。

参考情報

  1. Alexis Mac Allister Stats This Season & Career Statistics
  2. Alexis Mac Allister - Stats 25/26 - Transfermarkt
  3. Alexis Mac Allister Premier League Stats This Season | StatMuse
  4. Alexis Mac Allister Liverpool Midfielder, Profile & Stats | Premier League
  5. Alexis Mac Allister - Liverpool Midfielder | StatMuse
  6. Alexis Mac Allister | Football Stats | Liverpool | Season 2025/2026 | Soccer Base
  7. Alexis Mac Allister Stats 2025/26 | Passing, Tackles & Form

※事実関係は上記の情報源に基づく。分析・評価の考え方は編集方針を参照。