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ジャスティン・クライファートとはどんな選手?【プレミアリーグ2026】

ボーンマス所属のオランダ人アタッカー、ジャスティン・クライファートのプロフィール・プレースタイル・2025-26シーズンの活躍を徹底解説。父パトリックの影を超え進化する26歳の現在地に迫る。

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父はバルセロナとオランダ代表で頂点を極めたストライカー。その息子として生まれた時点で、ジャスティン・クライファート (Justin Kluivert) の評価には常に「補正」がかかり続けてきた。だが、アヤックスの育成組織からローマ、ライプツィヒを経てボーンマスにたどり着いた26歳は、父とはまったく別の種類のアタッカーとして自分の居場所を作っている。

ジャスティン・クライファート(Justin Kluivert)プロフィール

項目内容
所属クラブボーンマス(AFC Bournemouth)
ポジションフォワード
国籍オランダ
年齢26歳(1999年5月5日生まれ)
背番号19
身長173cm
ヴァイタリティ・スタジアム
所属クラブボーンマスの本拠地・ヴァイタリティ・スタジアム/ Photo: Wikimedia Commons

キャリア経歴

ジャスティン・クライファート(Justin Kluivert)の名を聞けば、サッカーファンなら父の名を思い浮かべるだろう。父は1990年代後半にバルセロナやオランダ代表で活躍したストライカー、パトリック・クライファートだ。だが、ジャスティンはその血統という重荷を背負いながらも、着実に自分自身のキャリアを切り開いてきた。

オランダの名門アヤックスの育成組織(アカデミー)で磨かれたジャスティンは、ヨング・アヤックス(Jong Ajax)でのプレーを経て、2018年にイタリアのASローマへ移籍。当時わずか19歳でのセリエA挑戦だった。父パトリックは当初「マンチェスター・ユナイテッドへの移籍は大きすぎる跳躍だ」と語り、ローマを理想の移籍先として歓迎したという。

ローマ在籍中の2020-21シーズンには、ドイツのRBライプツィヒへ期限付き移籍(ローン)を経験。ブンデスリーガ(ドイツ1部リーグ)の速いプレッシャーの中で揉まれ、さらなる成長を遂げた。そして2023年、イングランド南海岸のクラブ、ボーンマスへと完全移籍。プレミアリーグという世界最高峰の舞台に新たな挑戦の場を求めた。


プレースタイルの特徴

クライファートの最大の武器は、左右両足から繰り出せる鋭いドリブルと、狭いスペースでも発揮できるテクニックだ。身長173cmと決して大柄ではないが、低い重心を生かした素早い方向転換でディフェンダーを翻弄する。

ポジションはフォワードだが、サイドに流れてボールを受け、カットインからシュートを狙う動きが得意で、いわゆる「偽9番(フォルスナイン)」的な動き方もこなせる柔軟性を持つ。父パトリックが純粋なストライカーだったのとは対照的に、ジャスティンはよりコンビネーションを重視したアタッカーとして進化を遂げている点が興味深い。

オランダ代表でも経験を積んでおり、国際舞台での経験が、プレミアリーグの激しい試合でも落ち着きをもたらしている。


今季の活躍(2025-26)

2025-26シーズン、クライファートはボーンマスの攻撃の一角として存在感を示している。

2025-26シーズン スタッツ

大会チーム出場数(途中出場)ゴールアシストイエローカードレッドカード
プレミアリーグボーンマス20試合(-)2040
カラバオカップボーンマス1試合(0)0000
ワールドカップ欧州予選オランダ代表2試合(2)0000

プレミアリーグでは20試合に出場し2ゴールを記録。数字だけを見ると際立った成績とは言えないが、守備を固める相手を崩す局面での貢献や、前線でのプレッシング(相手ボール保持者に積極的にプレッシャーをかける守備戦術)においてチームの戦術的な柱となっている。イエローカードが4枚と闘争心の強さも垣間見える。試合を通して見れば、ボールを受けた瞬間の鋭い仕掛けと、前線での献身的な守備貢献の両方が確認できるはずだ。


「二世選手」という重荷は、実際に何を難しくするのか

有名選手の息子というだけで、その選手の評価は歪む。応援も批判も、実力とは別の基準で降ってくるからだ。クライファートのキャリアを見るうえで、この構造は無視できない。

具体的に何が起きるか。まず、比較の対象が同世代の選手ではなくなる。19歳の若手が本来比べられるべきは同年代の選手だが、二世選手は父親の全盛期と比較される。次に、移籍のたびに「期待外れ」という物語が用意される。実際には順調に成長していても、父の名が想起させる水準に届かなければそう書かれてしまう。

そして最も厄介なのが、本人が自分の適性を見誤りやすいことだ。父が純粋なストライカーだった場合、周囲は同じ役割を期待する。だがクライファートの持ち味は、サイドに流れて受け、カットインからフィニッシュに絡む形にある。父とは異なるタイプであることを認めるまでに時間がかかった選手は、キャリアの序盤を無駄にすることが多い。

イタリア、ドイツ、イングランドと環境を変えながらプレー時間を積み上げてきた事実は、彼がその整理を早い段階で済ませたことを示している。

ボーンマスというクラブで、彼に求められているもの

クラブの立ち位置を踏まえると、期待される仕事の中身が見えてくる。ボーンマスは資金力で上位クラブと殴り合えるクラブではない。したがって、限られた決定機を確実に仕留めるか、あるいは相手の守備を個人で壊せる選手が必要になる。

プレミアリーグ20試合で2ゴールという数字だけを見れば、突出しているとは言えない。ただし、守備を固める相手を崩す局面での関わりや、前線からのプレッシング(相手のボール保持者に積極的に圧力をかける守備)は、中位以下のクラブにとって欠かせない仕事だ。イエローカード4枚という数字も、球際で引かない姿勢の裏返しと読める。

ボーンマスのようなクラブでは、ひとりのアタッカーが「点を取る」「守備で走る」「サイドで時間を作る」の三役を同時に担うことが珍しくない。この総量を評価に含めなければ、彼の貢献は正しく測れない。

まとめ

「伝説の息子」というレッテルを貼られながらも、ジャスティン・クライファートはイタリア、ドイツ、そしてイングランドと欧州各地を渡り歩き、独自のキャリアを積み上げてきた。プレミアリーグという世界最高の舞台で、その真価が問われる26歳の今シーズン。ボーンマスがクラブ史上初の欧州挑戦を狙うなか、クライファートのドリブルとゴールへの嗅覚は欠かせない武器だ。父の影を超え、「ジャスティン・クライファート」という名を世界に刻む挑戦は、まだ続いている。

よくある質問

ジャスティン・クライファートのポジションは?

フォワード登録だが、サイドに流れてボールを受け、カットインからシュートを狙う形を得意とする。中央に張り続けるタイプではなく、いわゆる「偽9番」的な動きもこなす柔軟性がある。

父のパトリック・クライファートとはどう違う?

父は純粋なセンターフォワードだったのに対し、ジャスティンはコンビネーションとドリブルで崩しに関わるアタッカーだ。同じ役割を期待されがちだが、プレーの性質は大きく異なる。

ボーンマスでの役割は?

得点だけでなく、前線からのプレッシングやサイドで時間を作る仕事まで含めて求められている。資金力に限りのあるクラブでは、アタッカー1人が複数の役割を兼ねることが多い。

参考情報

※事実関係は上記の情報源に基づく。分析・評価の考え方は編集方針を参照。