ブルーノ・フェルナンデスは何がすごい?数字でわかる特徴【2026】
ブルーノ・フェルナンデスは2025-26プレミアリーグで9ゴール21アシスト。アシスト数はリーグ全選手トップ1%に位置する。31歳のポルトガル代表MFが今もチームを支配できる理由とは?
35試合で21アシスト。プレミアリーグ2025-26シーズン、マンチェスター・ユナイテッド(レッド・デヴィルズ)のミッドフィールダー、ブルーノ・フェルナンデス(Bruno Fernandes)はリーグ全ミッドフィールダーの中でアシスト数ランキング100パーセンタイル——つまり最上位に位置する。31歳という年齢は、プレミアリーグのトップ選手としてのキャリアの折り返し点にさしかかったことを意味するが、その数字はむしろ「衰え」の気配を感じさせない。
この記事のポイント
- 2025-26シーズン:35試合9G21Aを記録
- アシスト数はリーグ全MF中トップ1%(100パーセンタイル)
- キャリア通算:プレミアリーグ230試合71G72A
プロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所属クラブ | マンチェスター・ユナイテッド |
| ポジション | 攻撃的ミッドフィールダー |
| 国籍 | ポルトガル |
| 年齢 | 31歳(1994年9月8日生まれ) |
| 身長 | 179 cm |
| 利き足 | 右足 |
| 背番号 | 8 |
| 契約期限 | 2027年6月30日 |
| 推定市場価値 | 4,140万ユーロ |
キャリア経歴
ブルーノ・フェルナンデスのキャリアは4クラブにまたがる。ウディネーゼ(Udinese)でプロとしての基礎を固め、ポルトガルでの活躍を経て、2020年1月にマンチェスター・ユナイテッドへ移籍した。移籍後はすぐさま中心選手となり、230試合で71ゴール72アシストというキャリア通算スタッツをプレミアリーグだけで積み上げてきた。
ポルトガル代表としても長くレギュラーの座を維持しており、参考記事によればUEFAチャンピオンズリーグでは25試合出場で7ゴール11アシストを記録している。
プレースタイルの特徴
ブルーノ・フェルナンデスの最大の武器は「チャンスメイク」の質と量だ。2025-26シーズンのキーパス(直接チャンスにつながるパス)は137本。90分換算のアシスト数はプレミアリーグ全ミッドフィールダー中トップ1%に位置し、キーパスも同じく100パーセンタイルに達している。
プレースタイルの核心は次の3点に整理できる。
- セットプレーの設計者:セットプレーからの期待ゴール(xG)はリーグ3位にランクイン。FKやCKから直接数字を動かせる希少な選手だ
- 危険なエリアへの侵入:プログレッシブキャリー(前進ドリブル)68回を記録。中盤から最終ラインを崩すボール運びも得意とする
- 攻守のバランス:タックル(54回)やインターセプト(20回)など守備数値も持つ一方、ボールロスト率は23.02%とやや高く、ハイリスクなプレー選択が両刃の剣となる側面もある
攻撃的な数字に比べ、タックル成功率はリーグ37パーセンタイル、インターセプトは32パーセンタイルと中位にとどまる。司令塔としての存在感と引き換えに守備貢献には限界があるが、それを差し引いても攻撃面での価値は突出している。
今季の活躍(2025-26)
2025-26プレミアリーグでのブルーノ・フェルナンデスのスタッツは以下の通りだ。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 出場試合数 | 35試合(全試合先発) |
| ゴール | 9 |
| アシスト | 21 |
| キーパス | 137 |
| パス成功率 | 82% |
| イエローカード | 5 |
| チームリーグ順位 | 3位(勝点71) |
シーズン最後の5試合は特に印象的だった。5月24日のブライトン(シーガルズ)戦では1ゴール1アシストを記録し、チームの3-0勝利を完成させた。同月17日のノッティンガム・フォレスト戦(3-2)でも1アシストを供給し、チームの逆転劇に貢献。レーティング(試合ごとの評価値)は8.9と8.3を記録し、シーズン終盤でも質を落とさなかった。
なお、マンチェスター・ユナイテッドが3位でシーズンを終えた2025-26のクラブ全体の歩みを合わせて読むと、このアシスト数が持つ意味がより鮮明になる。
「リスクを取るパス」の価値を、どう評価するか
縦に鋭いパスを狙い続ける選手は、必ず批判の対象にもなる。パスミスが目立つからだ。だが、この評価には注意が要る。
パスには、大きく2種類ある。
- 安全なパス — 隣や後ろの味方へ渡す。成功率は高いが、状況はほとんど変わらない
- 前進のパス — 相手の守備ラインの間や背後を狙う。成功すれば決定機になるが、失敗も増える
パス成功率という指標は、この2つを区別しない。したがって、安全なパスばかり選ぶ選手のほうが数字は良く見える。実際には、チームを前進させたのはどちらかという視点で見なければ意味がない。
もちろん、リスクを取る場所とタイミングは選ぶ必要がある。自陣で軽率に狙えば、そのままカウンターを浴びる。相手陣の深い位置で、失っても守備が間に合う状況を選んで狙う——この判断ができているかどうかが、単なる無謀な選手との違いになる。
試合を見るときは、成否だけでなくそのパスが通っていたら何が起きていたかを想像してみるといい。通れば一発で決定機になるパスを何本狙えているかは、その選手の価値を測る有効な物差しになる。
キャプテンという役割が、数字に与える影響
主将を務める選手のパフォーマンスを評価するときには、役割の重さも考慮に入れる必要がある。
まず、出場時間が長くなる。不調でも交代させにくく、疲労が溜まった状態でプレーする試合が増える。シーズン終盤に数字が落ちるのは、この積み重ねが原因であることが多い。
次に、チームが崩れたときに矢面に立つ。順位が振るわないシーズンには、批判は主将に集中する。実際のパフォーマンスと世間の評価が最も乖離しやすいのが、このポジションだ。
そして、苦しい役割を引き受ける場面が増える。誰も打ちたがらない状況でのペナルティキック、責任の重い場面でのボール要求——こうした振る舞いは記録に残らないが、チームにとっては不可欠なものだ。
背番号や肩書きは飾りではなく、実際に負担として選手にのしかかっている。その前提を踏まえて数字を見ると、評価の解像度が上がる。

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ブルーノ・フェルナンデスは何歳?
31歳(1994年9月8日生まれ)だ。2025-26シーズンは30〜31歳のシーズンにあたり、依然として先発全35試合に出場するなど衰えの兆候は見られない。
ブルーノ・フェルナンデスのポジションと利き足は?
ポジションは攻撃的ミッドフィールダーで、利き足は右足だ。守備的ミッドフィールダーとしても起用された記録があるが、主戦場はゴールに近い中盤でのチャンスメイクにある。
ブルーノ・フェルナンデスの背番号は?
マンチェスター・ユナイテッドでの背番号は8番だ。このナンバーを背負いながら2025-26シーズンは9ゴール21アシストを記録し、チームのアシスト数・チームレーティング双方でクラブ内トップに立っている。
パスミスが多い選手は評価が低くなるべき?
必ずしもそうではない。パス成功率は「安全なパス」と「前進のパス」を区別しないため、リスクを避ける選手ほど数字は良く見える。通れば決定機になるパスを何本狙えているかという視点も併せて見る必要がある。
キャプテンを務めることは成績に影響する?
影響する。不調でも交代させにくく出場時間が長くなること、チームが崩れたときに批判が集中すること、誰もやりたがらない役割を引き受けることが増えることなど、数字には表れない負担が積み重なる。
まとめ
「アシストが21本もあるなら、むしろゴールが9本しかないのでは」と思う読者もいるかもしれない。しかし、ブルーノ・フェルナンデスの役割はゴールを量産することではなく、チーム全体の攻撃を動かすエンジンであることだ。プレミアリーグ全ミッドフィールダーの中でアシスト数100パーセンタイルという数字は、31歳になった今も彼がリーグ最高水準の司令塔であることを証明している。
次に彼の試合を観るなら、ゴールではなくその「前の一手」——キーパスやセットプレーのキックモーションに注目してほしい。次のターゲットはアーセナルとの対決になるかもしれない。どんな場面でアシストが生まれるのか、次の試合で確かめてみてほしい。
参考情報
- Bruno Fernandes Stats With Man United This Season | StatMuse
- Bruno Fernandes - Manchester United Stats & Profile | PicksIQ | PicksIQ
- Bruno Fernandes - Manchester United Midfielder | StatMuse
- GoLes
- Bruno Fernandes - stats, career and market value
- Bruno Fernandes | Stats 2025/2026 | Performance Data
- Bruno Fernandes Stats - Shots, Tackles, Fouls & More | FootyMetrics
※事実関係は上記の情報源に基づく。分析・評価の考え方は編集方針を参照。



